2013年02月26日

修飾語の仕組み その2

さて、今日は4番目の例文を分析します。例文は以下の通りでした。
④ 三番線のあの列車は、京都からやって来た。

まず文の主要な骨組みを考えます。
「列車は、やって来た。」が文の骨格です。ここで述語は、「やって来る」で、1つの動詞と考えます。
強調の働きを持つ「接頭語」の「やって」が「来る」についてできたものですが、単一の「複合動詞」として扱いましょう。

主部の修飾関係

主語の部分(ブロック)を「主部」と呼びます。この部分の修飾・被修飾の関係を見てみます。
「三番線の」と「あの」の両方が「列車は」を飾ります。
名詞の「三番線」に格助詞の「の」がついて、所属や帰属の意味を添えて、全体として列車の属性を説明しています。
そして「あの」という連体詞が、やはり「列車」を修飾しています。

述部の修飾関係

主部に対して、大きな分け方で述語のかたまり=部分を述部といいます。では、述部を分析しましょう
名詞の「京都」に「から」という格助詞がついて、動作の出発点・起点という意味を添え、これらが全体として「やって来た」を説明しています。

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助詞の意味とはたらき

さて、以上では、2つの格助詞「の」と「から」が主語や述語を修飾するうえで大きな役割を果たしていました。
助詞という語は、それ自体では独立した意味のまとまりを持つことはありませんが、ほかの言葉について、独特の意味合いを添えます。
独立できないので、「付属語」「従属語」と呼ばれます。
ほかの独立した意味を持つ語(自立語、独立語と呼ぶ)について、きわめて重要な意味の補完・補足のはたらきをするのです。

もう少し詳しく分析してみましょう。
主部にある「三番線の」「の」は、帰属や所属の意味合いを添えますが、より具体的には(別の表現に置き換えてみると)、「三番線にある」「三番線に置かれている」「三番線に停まっている」という意味になります。
こういう風に分析するのは、英語への翻訳(作文)を考えてのことです。英語は、こういう風に物理的に考えると、翻訳が楽になります。
英語では「3番線のあの列車は」の部分は、こうなるでしょう。
 That train on the third track 
 track は lane でも構いません。トラックの方がイングランド風ですかね。また on は of としても意味は通じます。

では、述部の「京都からやって来た」は、やって来るという動作の出発点・起点が「京都」であることを意味します。そのさい、「から」という助詞が非常に重要なはたらきをしています。
この場合の「から」は、空間的な意味での出発点です。こう考えるのは、「から」には「午後1時から」というように時間的な意味での出発点を表すはたらきもあるからです。
英語にすると、
 came from Kyoto  となります。
全文では、
 That train on the third track came from Kyoto.
 came from の部分を、現在完了形を使って has been from としてもいいでしょう。こうすると、「京都からやって来ていて、今ここに停車している(やがて別のところに向かうだろう)」というニュアンスになります。

posted by 田舎おやじ at 09:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 修飾語を使いこなす | 更新情報をチェックする
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