2013年03月08日

並列・並立の接続詞

前回、日本語で考えたことを、同じ意味の英語の例文などで考えてみましょう。
①の例文
 風がそよぎ、雲が流れる。

まず英語に直してみましょう。
そのさい、自然現象を表す日本語の表現があまりに豊富(世界の驚異)なために、英訳に苦労することも多いのです。
「風が吹く」という現象にも、単に「吹く」という言い方から始まって、この例文のように「そよぐ」、「吹きすさぶ」「吹き荒れる」など、多様です。でも、日本人の誇りを持って、多様な表現を英訳したいものです。
それこそ、英語の世界でも日本人が誇れるはずの得意分野になりそうだからです。

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こういう場合、現象を《物理的に考えてみる》ことが必要です。
「そよぐ」というのは、「穏やかに」「やさしく」「優雅に」吹くということを意味すると考えてみます。
そうすると、
 The wind blows gently(softly), the clouds flow.
とでもなるでしょうか。ここで、雲は複数形にした(たった1つということはないだろうから)ので要注意!
「雲が流れる」という典雅な表現も日本語特有のものです。そこで、ここでは move よりも flow ( in the sky )という詩的な表現にしてみます。

英語の記号 , にも、じつは接続詞の意味があるのですが、 The wind blows gently と the clouds flow との連結関係を明確にするために接続詞でつなぎましょう。 
すると、
 The wind blows and the clouds flows. 
となります。
英語でも and は並列・並立の関係を表す接続詞です。

ここで重要なのは、「風が吹くから、雲が流れる」という原因と結果ではないということです。
あくまで、私の意思としては、同じ重さの関係で「風が吹く」と「雲が流れる」という2つのできごとが描かれているのです。
なぜ、こんなことを言うかというと、英語の and には、「そして、その結果」「しからば」というように、理由から結論を導くという用法と意味があるからです。
それでも、文法上の構造では、2つの部分は対等並立の関係です。しかし、ニュアンスにおいて因果関係をある程度含むことになるのです。

英語で、このように対等の重みで2つ以上の分が組み立てられている構造を、「重文」と呼びます。日本語でも同じです。「単純に重なっているだけの文」という意味です。
並列・並立の関係で結ばれた2つの部分(主語・述語関係)からなる文を、「重文」と呼ぶのです。2つの部分は入れ換え可能です。

英語では、入れ換え不可能でも重文をつくる接続詞には、or があります。
また、 and とだいたい同じような意味の接続詞や接続語(熟語句)には then とか as well (as) などがあります。
ただし、 then には「~ならば」という意味合いが込められる場合が多いです。また、 as well (as) は「さらに付け加える」という累加や添加の意味用法があります。



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posted by 田舎おやじ at 09:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 接続詞を考える | 更新情報をチェックする
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