2013年02月14日

《文の骨格(本体)》 と 《飾りの部品》

さて、前回「文の型」の記事で、①の文型の例文
 The ice is a status of (the) water.
について考えてみましょう。
英語の世界の頭の使い方というか、論理は、私はこうだと思うのです。
「氷というものはね、1つの状態なんだよね」「水というもののね」。
「氷は状態である。水の」ということです。
いわば物理的に組み立てられている英語の世界では、意味を前の方からどんどん受け取っていくのです。
そのために、本質的に重要な語を前にもっていき、それを飾ったり補ったりして付加的に説明する語は、「できるだけ」あとまわしにする。ということです(「できるだけ」というのは、status の前に a がついているからです)。
したがって、英語での読書や会話では、文や相手の言葉を前から順に追いかけて理解し、意味の文脈を組み立てていくことが大事です。「翻訳」のために意味を後ろから受け取っていくと、混乱してしまいます。
必ず前から順に追いかけてください。そこで、そういう頭の働き、論理の組み立て方、追いかけ方を学び慣れなければなりません。

で、ここでは、ice is a status の部分を文の骨格と呼びましょう。
もっと切り縮めると、文の本質は ice status の2つだけです。とはいえ、文脈を完成させるためには、water を足して、 ice status water の3つは必要です。が文法的には、2つだけで成り立ちます。会話では、それで通じます。
英語圏では、たぶん、言葉を覚えたての幼子たちは、そんな風に話し始めるのでしょう。
さて、ここで、ステイタス=状態という語を付加的に説明している語について見てみましょう。付加的に説明して飾る(詳しくする)言葉を、「修飾語(飾り言葉)」といいます。これは日本語と同じです。

連体修飾語.png

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日本語では、「水の1つの」が「状態」を修飾して説明し、意味を詳しくしているのです。状態は名詞つまり体言ですから、名詞を飾る言葉を「連体修飾語」と呼びます。体言に連接して(つながって)修飾する語だからです。
英語でもまったく同じです。
それで、a, the, small, beautifulなど、数や状態を表す冠詞や形容詞が1つだけの場合は、本体の名詞の前につきます。ところが、of the water のように2つ以上の語がつく場合には後ろに来ます。
さらにここでは、必ず後ろに着く前置詞 of がありますから、さらにさらにです。
ただし、very という形容詞を前から飾る副詞がつく場合は、a very beautiful girl というように名詞の前につきます。

ところが、「庭園のなかを歩いている1人の少年」という場合には、
a boy walking in the garden というように、後ろ側に回ります。ここで walk は ing の形、現在進行形の意味を持つ「現在分詞」で、形容詞(分詞形容詞)となっています。これは、のちに詳しく説明します。
この語句を使って文をつくると、たとえば
 A boy walking in the garden is my nephew.
 庭園を歩いている少年は、私の甥です。という意味です。
英語的な意味の取り方を説明します。

一人の少年 歩いている 庭のなかを (あ! ここで is が来た。ということは、その前までが「主語のかたまり」なんだ!) 私の 甥・・・です、という風になりましょうか。
ここで、ちょっと難しい課題を出します。
今、頭から意味を受け取っていった順序で、頭のなかにシーン(イラストや漫画でもよい)を思い浮かべてみてください。整った日本語にする前に、画像としてイメージするのです。教材やスクールで学んだときに、短い文章では、日本語を完成させる前にイメージを描くようにしていく訓練をしてみましょう。

posted by 田舎おやじ at 09:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 英語を学ぶ方法 | 更新情報をチェックする

2013年02月12日

英語(語学)のための話し方

今回考えてほしいことは、
普段の日本語の話し方のなかで、きちんと《言葉・文・文章》を組み立てることを意識することが、英語を学ぶために決定的に重要なことだ
ということです。
母国語以外の外国語を話すということは、つまり意識的に《作文をするということ》です。
日本語を話しているときにも、「今、自分はこういう内容を伝えるつもりで、こういう文法上の組み立ての文を話しているんだ」と意識してください。もちろん、すべてというわけではありません。
集中してやれば、1日のうちの20分間くらいもあれば、いいでしょう。そのときは、日本語を漫然と話すのをやめて、頭のなかで文法ヴァージョンに切り換えてください。
そうしないと、どんなに素晴らしい教材やスクールでで学んでも、上達はおぼつかないでしょう。
「自由に使える、話せる」と思っている言語=言葉ですら、意識的に正しい文法規則を使って作文することができないのですから。

そのためには、まず日本語について、文の組立ての型と文の部品(意味と用法)を正確にしなければなりません。

まず、そのようにして、普段使っている日本語の仕組みや規則を分析し、組み立て方を理解・意識することが苦にならなくなれば、語順や言葉に置き換えによって、外国語を整理して覚えていくことができます。
言葉にすると、むずかしい、理屈っぽくなりますが、初歩的なことから始めます。
初歩ですが、たぶん「目からウロコ」かもしれません。日本語って、こんなに奥が深いんだ!って。
それでは、次回から具体的な訓練に入ります。
かなり理屈っぽい勉強ですが、この程度の日本語での説明についてこれないようなら、英語や英会話の習熟はまず望めません。

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posted by 田舎おやじ at 15:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 英語を学ぶ方法 | 更新情報をチェックする

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