2013年03月31日

因果関係を表す

接続詞の働きと用法の3つ目の例文を考えてみます。
③ 風が吹き、旗竿が揺れた。
 The wind blew and the flag pole swayed.
「揺れる」は、ほかに shake(shook) roll swing(swung) など、どれでもいいです。
ここで and には、「その結果」「しかるに」「そのため」という因果関係を示すニュアンスがあります。

【Ecom英語ネット】日本で最初のSkype英会話学校

次に、「風が吹き」という部分と「旗竿が揺れた」という部分との関係を明白にして、この文の構造がわかりやすい文にしてみます。
日本語では、
風が吹いたので、旗竿が揺れた。
となります。「ので」は順接の接続助詞です。同じ働きの接続助詞には、ほかに「から」「ため」などがあります。

さて、(そのうしろに)原因や理由を説明する節や句を導く接続詞としては、 for since because as などがあります。ここでは、 for を使ってみます。
 For the wind blew, the flag pole swayed.
 The flag pole swayed, for the wind blew. と、前の節と後ろの節を入れ換えてもOK。
原因・理由とその当然の結果・結論の関係を示す接続詞で、「順接」という用法です。「順」とは「順当な」つまり「当然の帰結」という意味合いです。

この英文は、「旗竿が揺れたのは、風が吹いたからだ」とも和訳できます。
この日本語では、はじめに結果(結論)が来て、あとに原因(理由)の説明が来ます。しかし、因果関係はまったく同じですから、同じ構造と意味合いの文になるのです。
その意味では、日本語の方が英語よりも表現がちょっぴり多様(豊富)だといえます。

 

ところで、文法上、英語では接続詞( for since because )を使った文は「複文」になり、接続詞がついた節は従属的な役割となります。ここでは、中心となる節につながって、理由や原因を説明する働きをします
そういう構文を意識して文をつくり話す習慣をつけましょう。
もちろん、文法上はそうなのですが、会話のなかで相手に理由や原因をより強く訴えたいと思うときには、抑揚として(とくに接続詞を)より強く発音すればいいのです。

文法=構文上の中心(主節・独立節)がどれか、従属説は(理由や程度や度合い、付帯状況などの)何を説明しているのかを強く意識して話す(書く)習慣をつけると、聞き取りのときにも、相手の話の文脈を構造的に理解する能力が身につきます。
その訓練のために、英語で日記を書くのもいいでしょう。文法的に間違っていても、かまいません。とにかく、思いついたことを表現することが何より重要です。



posted by 田舎おやじ at 10:19| Comment(0) | 接続詞を考える | 更新情報をチェックする

2013年03月18日

逆接の接続詞

では、次の例文について考えましょう。
2番目の例文は、次のとおりです。
② 学生たちは駅に急いだが、電車には間に合わなかった。

「電車に間に合わなかった」は、「列車を逃す lose(lost) the train 」としましょう。
日本語では、「が」は逆接の接続助詞です。同じ意味用法の接続としては、「しかし」「だが」「けれども」「ところが」などがあります。
英文に直してみましょう。

a) The students hurried to go to the station, but they lost the train.
b) Though the students went to the station in a hurry, they lost the train.
「駅に急いだ」は、「急いで駅に行った」と考えます。 a)では、hurried(hurryの過去形)を動詞として使っていますが、 b)では、名詞として使っています―― in a hurry 「急いで」という副詞句になります。
口語的に hurried up to the station で、「駅に急いだ」という言い方ももちろんできます。「急ぐ」には、ほかに meke haste という熟語もあります。

重文か複文か、構文の選択

ここで、「しかし」「けれども」の表現としては、
but を使って、重文の構文にする という方法と、however  とか though など、逆接の従属接続詞を使って、複文の構文にする という2通りの方法があります。
a) の英文が but を使った例で、b) が複文の例です。

【Ecom英語ネット】日本で最初のSkype英会話学校

分詞構文を使う

また、「分詞構文」を使って、接続詞を省く方法もあります。
 Hurrying to go to the station, the students lost the train.
 Going to the station in ahurry, the students lost the train.
分詞構文とは、現在分詞や過去分詞を使って、連続・前後する行動、原因と結果、仮定条件、並行動作・付帯状況などを意味する句(語群)を副詞句としてつくる方法です。
現在分詞とは、語尾に ing を付けた形で、「能動的な動き・状態」を意味します。
過去分詞とは、規則変化動詞の場合には語尾に ed(ied) を付けて、「受動的な動き・状態」を意味します。

分詞構文の意味と用法

で、副詞句とは、日本語にすると「~したのちに」「~したけれども」「~したから」「~した結果」「~するならば」「~しながら」という意味合いの部分(修飾部)です。
「~しながら、・・・する」という構文の場合、「・・・する」という部分が文の中心(主要部)で、「~しながら」の部分は副詞句で、副次的・従属的なものにすぎません。
そして、《中心部の主語》と《副詞句の意味上の主語》とが一致するときは、副詞句の主語は省くのが原則です。

例文をあげてみましょう。
c) Beaten by the hard rain, the children were walking along.
ひどい雨に打たれながら(にもかかわらず)、子どもたちは歩き続けた。⇒付帯状況
d) Looking around, the boys ran in the pasture.
あたりをきょろきょろ見回しながら、少年たちは牧草地を走った。⇒並行動作
e) (Being) Not so careful, they fell into the trap. 注意が足りなかったので、彼らは罠にはまってしまった。⇒因果関係
f) Taking care fully, they wouldn't fall into the trap.
十分に注意していれば、罠にはまることはないだろうに。⇒仮定条件

e)の例文では、be動詞の現在分詞 being は省かれています。 being は省くことができ、口語では省くのが普通です。
過去分詞を使った分詞構文では、かつては受動態の being が使われていたのですが、やがて省かれてきたという歴史があります。

posted by 田舎おやじ at 10:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 接続詞を考える | 更新情報をチェックする

2013年03月08日

並列・並立の接続詞

前回、日本語で考えたことを、同じ意味の英語の例文などで考えてみましょう。
①の例文
 風がそよぎ、雲が流れる。

まず英語に直してみましょう。
そのさい、自然現象を表す日本語の表現があまりに豊富(世界の驚異)なために、英訳に苦労することも多いのです。
「風が吹く」という現象にも、単に「吹く」という言い方から始まって、この例文のように「そよぐ」、「吹きすさぶ」「吹き荒れる」など、多様です。でも、日本人の誇りを持って、多様な表現を英訳したいものです。
それこそ、英語の世界でも日本人が誇れるはずの得意分野になりそうだからです。

【Ecom英語ネット】日本で最初のSkype英会話学校

こういう場合、現象を《物理的に考えてみる》ことが必要です。
「そよぐ」というのは、「穏やかに」「やさしく」「優雅に」吹くということを意味すると考えてみます。
そうすると、
 The wind blows gently(softly), the clouds flow.
とでもなるでしょうか。ここで、雲は複数形にした(たった1つということはないだろうから)ので要注意!
「雲が流れる」という典雅な表現も日本語特有のものです。そこで、ここでは move よりも flow ( in the sky )という詩的な表現にしてみます。

英語の記号 , にも、じつは接続詞の意味があるのですが、 The wind blows gently と the clouds flow との連結関係を明確にするために接続詞でつなぎましょう。 
すると、
 The wind blows and the clouds flows. 
となります。
英語でも and は並列・並立の関係を表す接続詞です。

ここで重要なのは、「風が吹くから、雲が流れる」という原因と結果ではないということです。
あくまで、私の意思としては、同じ重さの関係で「風が吹く」と「雲が流れる」という2つのできごとが描かれているのです。
なぜ、こんなことを言うかというと、英語の and には、「そして、その結果」「しからば」というように、理由から結論を導くという用法と意味があるからです。
それでも、文法上の構造では、2つの部分は対等並立の関係です。しかし、ニュアンスにおいて因果関係をある程度含むことになるのです。

英語で、このように対等の重みで2つ以上の分が組み立てられている構造を、「重文」と呼びます。日本語でも同じです。「単純に重なっているだけの文」という意味です。
並列・並立の関係で結ばれた2つの部分(主語・述語関係)からなる文を、「重文」と呼ぶのです。2つの部分は入れ換え可能です。

英語では、入れ換え不可能でも重文をつくる接続詞には、or があります。
また、 and とだいたい同じような意味の接続詞や接続語(熟語句)には then とか as well (as) などがあります。
ただし、 then には「~ならば」という意味合いが込められる場合が多いです。また、 as well (as) は「さらに付け加える」という累加や添加の意味用法があります。

posted by 田舎おやじ at 09:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 接続詞を考える | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。